ダントツ!!16番人気の翔馬くん 2ndステージ
そうか、そうか。


ディープまでかぁ…そりゃ良かった…って、


じゃあ、何故に?


俺は翔馬の首筋を見つめながら首を傾げた。


『だぁ~!!』


すると突然、声を上げた翔馬は頭をガシガシと掻くと、キッと俺を睨んできた。


『これは、まぁ…いろいろあって付けられたんだよっ!!…っていうか、大和っ!!お前のせいなんだからなぁ!!』


『はぁ?なんで俺…』


『お前が…お前が、うちに飯作りに来てくれるとか、嬉しい…いや、余計なこと言い出すから~!!』


『…。』


俺は半分涙声の翔馬を見つめながら、開いた口が塞がらなかった。

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