ダントツ!!16番人気の翔馬くん 2ndステージ
翔馬…


『お前、可愛いすぎっ!!』


『へっ?…って、うぎゃ~!!』


俺は暴れる翔馬を抱きしめながら、頬をスリスリと擦りつけた。


『ほんっと、なんて可愛い奴なんだ、翔馬っ!!俺の作った飯、そんなに旨いのか?』


『はぁ?』


『だってお前、俺が“作りに言ってやる”…って言ったの、嬉しかったんだろ?そうなんだろ?』


俺は翔馬を見つめながらにっこりと微笑んだ。


『うっ…』


すると一変、大人しくなった翔馬は俺からぷいっと顔を逸らすと、口を尖らせながらボソっと小さく呟いた。


『すげぇ、嬉しかった…。』

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