ダントツ!!16番人気の翔馬くん 2ndステージ
『もしもし、さく…』


“あっ、大和。今いい?”


『へっ?』


突然、俺に被さるように言ったさくらに、俺は思わず目を見開いた。


なんだ?


“ちょっと、大和…”


あっ!!


『あぁ、聞いてる、聞いてる…。でっ、なに?』


俺はニコニコしながらさくらに訊ねかけた。


“大和さぁ…、さっき翔馬くん怒らせたでしょ?”


『へっ?…なん…』


“なんで…?って、さっき翔馬くんから電話かかってきたの。”


『へ、へぇ…。』


俺は苦笑いを浮かべながら呟いた。

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