最果てでもお約束。
後で聞いた話。
侵入者2人はバラバラに逃げたらしい。追っ手のチームはまず成人した男性をターゲットにし、真睡とうたた寝町の間に伸びている商店街でその対象を始末。
残る少女を、近隣の通報により即座に発見。
少女が逃げ込んだ先は、町の図書館だった。
少女はあっけなく追っ手チームに発見、始末される前に変態の手にかかりそうになる。
そこでたまたま居合せたゆうが追っ手チームを背後からナイフで強襲。
まさか町の人間に襲われるなんて思いもしなかった追っ手チームは、武器はナイフ一本、身長160cmで痩せ型のゆうに限界まで殺された。
現場は凄惨を極め、近年稀に見る猟奇っぷりだったらしい。
ゆうはそのまま始末されそうになっていた少女を連れて逃走。
行方不明に。
ぼくがその2人の背中を発見したのは運かはたまた運命か。
けれど、ぼくにゆうは止める事が出来なかった。
今もまだ耳の奥にゆうからの決別の言葉が残る。

『こう!いつも思ってた。オレは守られたくなんて、なかったんだよ!』

視えない左目と、動かない右手の指。
そのリハビリの間、ゆうとはあまりうまくいっていなかった。
事ある事に放っておいてくれと怒鳴るゆう。
それにどう接して良いのかわからないぼく。
ゆうは、もうぼくと一緒にいたくなかったのかもしれない。
ぼくとゆうは繋がっていたと思っていたのだけれど、実の所何も無い白い世界でぼくだけが立ち止まってここは世界の果てじゃないと、繋がっているのだと、勘違いしていただけかもしれない。
今もまだ耳の奥にゆうからの決別の言葉が・・・・残る。
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