Angel Love〜愛は天使からの贈り物〜
「…横山…」

名前を呼ぶと、彼はさらに強く抱きしめる。

「横山!どぉーしたぁ?具合でも悪くなったぁ!?」

私は抱きしめられたまま横山の背中をポンポン叩きながら言う。

「…好きだ…」

えっ…今…なんて…?

私は慌てて、
「何言ってんの!熱でもあんじゃないの!?」

「…ごまかすなよ…」

今まで見たことのない表情だった。
コイツもこんな顔するんだ…
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