わたしがあなたを愛した証拠
「本当に戻りたいですか?」
声の主は綺麗な青い目でわたしをじっと見た。
それは、睨んでいるとかそういうのではなく
わたしの本当の気持ちを・・・心を見ているようだ。
その瞬間、«あぁ、この神様には嘘はつけない»
そう思った。
「も、戻りたいです」
負けじとわたしは神様の目をじっと見た。
まるで«わたしは本気です»と訴えるように。
神様は、わたしの気持ちがわかったのか微笑んだ気がした。