続・俺と結婚しろよ!
だけど……
「それでもやっぱり、玄に君は勿体無いと思う」
その言葉に、イラッとするあたし。
確かに賢ちゃんは雲の上の人だけど、好き合ってるんだからいいじゃん!!
「だから、玄じゃなくて僕と……」
修也のキザな言葉は……
「咲良。久しぶり」
別の声で掻き消された。
ずっとずっと昔に聞いていた声に。
あたしはこの声の主に惚れ、あたしの全てを捧げた。
あれから何年も経っているのに、あの時の記憶が蘇る。
「光樹。……久しぶり」
あたしは、かつて大好きだった彼の名を呼んだ。