続・俺と結婚しろよ!
手を振り払おうとしても、大人の男性の力には負けてしまう。
光樹は涼しい顔であたしを見ているのに、ビクともしない。
だめ……
駄目だよ、そんなの!
「仕事のためだと思ったら?
僕に抱かれれば、いい歌詞が思い浮かぶかもしれない」
光樹がそう言った時、
「そこまでにしとけ」
あたしの大好きな声が聞こえた。
その声を聞いた瞬間、胸がキュンキュンと動き始める。
こんな状況なのに。
「そいつは、俺の彼女だ」
賢ちゃんは、いつもより低い声で静かに言った。