続・俺と結婚しろよ!
そんな艶に咲良が言う。
「ごめんなさい……」
そんな咲良を見ていた玄が、何か言いたげに身を乗り出したが……
「お疲れ」
艶の言葉に遮られる。
「お前らの曲、なかなか良かった」
艶がそんなことを言うなんて。
「でも、俺たちの、いや、玄の勝ちだな」
そんなこと、言われなくても分かってる。
目の当たりにした時から分かっていた。
彼らと僕では、技術に雲泥の差がある。
だけど、
「技術が全てではないと思います」
思わず艶に言ってしまう。
そんな僕を、悠真と大輝は驚いて見ていた。
訳もない。
あの、怖い艶に刃向かうんだから。
艶は僕を見て、フッと鼻で笑った。
「それだから、分かんねぇんだな。
勝負は明日以降。
楽しみにしてる」
「僕も同じです」