続・俺と結婚しろよ!










楽屋の中に、彼らはいた。

ぴんと張り詰めた空気に満たされていて。

碧と酙はソファーに腰掛け、艶は立って煙草を吸っていた。

そして……

彼は碧と酙の向かいに座っていて、少しだけ驚いたようにこっちを見た……気がした。








「来なくていいっつっただろ」




艶が低く言う。

その声には迫力があって、思わず謝ってしまいそう。

咲良はじっとしていたが、悠真と大輝はビクッとした。




噂には聞いている。

艶は怖い、近寄り難い、と。

雰囲気だけで、艶の前から逃げたくなる。

そんな人だった。




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