続・俺と結婚しろよ!
その証拠に、
「うわっ!レクサス!?」
家の中から大きな声が聞こえてくる。
恥ずかしいからやめてよ!
それなのに、
「うちに?道間違えたんじゃね?」
そんな声とともに、弟の圭が飛び出してくる。
そして、固まっているあたしたちを見て、
「うわっ!咲良だ咲良!!
咲良が帰ってきやがった!」
大声を出して、家の中にすっ飛んでいった。
そんな圭を、あたしたちは唖然と見ていた。
そして、賢ちゃんがゆっくり口を開く。
「咲良の弟って……」
「馬鹿だよ?」
あたしは賢ちゃんに言う。
「認めたくないけど、賢ちゃんと似た空気を感じる……」
「やっぱりか……」
賢ちゃんは複雑な顔をしていた。
だけど、圭が賢ちゃんと同じ、ではもちろんない。
あたしは、賢ちゃんほど優しくて、賢ちゃんほど甘い男性に会ったことなんてないんだから。
賢ちゃんとあたしのそんなやり取り中にも、家の中から騒音が聞こえてきて。
「賢ちゃんが来てるの!?
片付けないと!」
お母さんの悲鳴のような声が響く。
……てか、お母さん、賢ちゃんのこと分かるんだ。
Fがデビューしてからも、特に何も言わなかったのに、賢ちゃんのこと分かるんだ!