続・俺と結婚しろよ!
こんないつも通りの新沢家。
その中に、賢ちゃんがいることが不思議だ。
「賢ちゃん、たけのこの里でいい?
お茶菓子なくて」
お母さんが言う。
たけのこの里って……
お母さん!
こんな場面にありえないよ!
むしろ、出さないほうがいいよ!
ちゃんとしてよ!!
あたしはお母さんを睨んだが、
「賢ちゃん、たけのこの里好きだったでしょ?」
お母さんは続ける。
「賢ちゃんのお母さんが、賢ちゃん、たけのこの里ばかり食べるって言ってた」
そうなの!?
そうなのか?
賢ちゃんは笑って、ありがとうございますと受け取る。
あたしは、そんなやり取りを、すっごい目で睨んでいた。
完全に、タイミングを逃してしまった賢ちゃん。
困った顔で、たけのこの里のパッケージを開ける。