続・俺と結婚しろよ!
お互い既婚者といえ、なんだか嫉妬してしまう。
呼び捨てで呼び合っているし、すごく仲良さそうだし。
あたしは、賢ちゃんが女性と話しているところなんて、ほとんど見たことがない。
だから、こうやって目の当たりにすると、不安になるんだ。
賢ちゃんはやっぱり女慣れしていて、扱いが上手いと思ってしまうから。
「……な、咲良?」
急に賢ちゃんに同意を求められて飛び上がった。
だめだだめだ。
あたし、また妄想の世界に入っていたよ。
「ん?」
慌てて聞き返したが、
「やっぱいいや」
賢ちゃんは言う。
なに?
なにそれ?
すごく気になるんだけど!
それに、あたしを差し置いて多恵さんと楽しんで。
あたし、すごく劣等感を感じる。
なんだかすごく寂しい。
多恵さんはいい人だと思うけど、やっぱり賢ちゃんと二人がいいなんて思ってしまった。