続・俺と結婚しろよ!
「松原多恵?」
宿泊客が、多恵さんに気付く。
そりゃ、そうだよね。
多恵さんは眼鏡をかけ、帽子を被っているけど、オーラがすごいから!
喋ると普通なのに、黙って立っているとそれだけで絵になるんだから!
そんな多恵さんを見て、やっぱり劣等感を感じてしまう。
だめだだめだ、あたし!
そのまま人々の注目を浴び、エレベーターに乗って、部屋に案内される。
この旅館は客室数はそんなに多くないらしい。
そして、あたしたちが泊まる部屋は、広々としたセミスイートだ。
こんな旅館のセミスイートなんかに泊まったことなんてない。
soleilがブレイクして、賢ちゃんと会って、世界が変わった。