桜龍
ほんわかと洗剤の香りがする上着が肩にかかる。


『!!』

?「もう疲れただろ?」

そう言って彼は上着の掛かった肩をポンポンと叩く。


男が苦手なはずなのに何故か彼の手はほっと感じる。







ブルブルブル....

爆音が近づいてくる。

それも複数。


?「ヤベッ!一旦引くぞ!」

そう言うと彼等は私と希優を無理やりバイクに乗せ猛スピードで走り出す。






いきなりの事で驚いた私は咄嗟にバイクを運転する彼の腰へと回していた手に力を込める。



?「フッ。落ちんなよ。」

彼は少し笑い視線を前へと戻す。














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