セシル ~恋する木星~
やがて、山口のがっしりした手が、バスローブの合わせからそっと忍び込み、セシルの胸をしなやかに探る。
一瞬ビクッとなるが、抵抗する気配はまったくなかった。
そんなセシルの反応を確かめながら、山口の手はゆっくりとセシルのからだのあちこちを探検し始めた。
山口の手がだんだん下のほうに来るにつれて、セシルは自分でも抑えられないくらい高ぶってきているのがわかった。
山口の指先が行きつ戻りつを繰り返しながら、セシルの敏感な部分に触れる。
セシルが下着を身に着けていなかったことに気づいた山口が、少し驚いたような顔をした。
思わず声が出そうになるセシル。
「セシィ、ベッドに行こうか」
黙ってうなずくセシルを、山口はお姫様抱っこでベッドルームへと運んだ。