唄姫
「ヤバい、ヤバい!もう少しで、本気になるトコだった…、あははっ」

そう言った塚原の顔は


笑顔じゃなかった……



僕達は、話題を変えて

バイト中のくだらない話で盛り上がっていた


「そーいえば、結局、誰の愛人だったんだろうなぁ?香保里サン」
突然、大嶋が言う


「大山のオッサンじゃねー?金持ってるし」

地元の建設会社の社長で、議員か何かもやってる人だ


「良く、raveに居るって、親父が言ってたョ」
と大嶋


「香保里サン、キレーなのになぁ…」
と塚原



僕は、二人の話を聞いていたケド


忘れていた事を思い出して


何故か


ドキドキしていた………



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