ばか、嫌い。でもやっぱ好き。
執事2「旦那様。お嬢様の支度が整いました」

「そうか。では先に龍くん。行っといてくれ。私は君のお父様とお話をしたいと思ってね。」

『はい。わかり……ました。』



いやだな。ついに来たか。会わなきゃだめなのか?

と、いうか2人きりは少し困るな。

長い廊下をしばらく歩いた先にあるドアを開ける。



執事2「こちらでございます。」



サァ……


風がふわりと吹き抜ける。

眩しすぎてあまり前が見えない。目がなんとなく慣れてきて見てたのは……



『お、お前は……』


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