その結婚、ちょっと待った!




次の日。


私が会社に行くと、真尋が心配そうな顔で私に話し掛けてきた。


「桃華、昨日は怖かったでしょ?
大和から聞いたよ。
仕事の電話で大和は外に出て行ったんだけど、戻ってきたら桃華が元彼に酷いことされそうになってたって聞いて心配したんだから。
大丈夫?大和は今はあんな事があったばかりだからってそっとしといてやれって言われたから電話しなかったけど、桃華の顔を見て安心さしたよ。」


「あ、ありがとう!買い物の帰りでたまたま尊と会ってしまって…大和が居なかったら何されてたからわからなかった。
大和のには感謝してるよ。ごめんね?式の打ち合わせだったんだよね?」


「桃華が謝る事ないんだよ?私は桃華が無事だったらいいんだから…」


真尋は泣きそうな顔で言った。


真尋…ごめんね。


私はまだ大和が好き…。


まだ好きな事を許して…いつかちゃんと諦めれる時まで…。







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