ふたりの薗子
....折角、巡り会えたと
思ったのに....。
まだ、決まった訳では
ないのに
すこし、僕は
悲観的になっていた。


バスは、古い商店街を
長閑に走り
泉のある緑地公園の方
へと向かった。
都会の森、のような
その場所は
外から見ると別世界のように
鬱蒼として見えた。
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