あの頃のように笑いあえたら
源は、昨日の土曜日長野へと出発した。
英介にお願いをして少しリサーチしてもらったところ、お母さんの法事は土曜日に行われ日曜日には1人で撮影に向かうとのことだった。
私は日曜、朝早くから出発の準備をしていた。
準備といっても、私は日帰りですぐに帰って来るのだから雪の積もる森の中で源を待つ、暖かくする準備だけ整えた。
ママには真子たちと出かけると話しているが、きっと何か違うと気づいているだろう。
帰って来たら、ちゃんと報告するつもりだ。
思っていたより、落ち着いている自分がいる。
1人の遠出は不安だけれど、行く先には源がいると思うとワクワクすら感じる。
「行ってきます」
「うん、気をつけて」
ママには、少し申し訳ないと思うけど。
お気に入りのライトブルーのマフラーを巻き、深呼吸をしてドアを開ける。
あの場所で源と会いたい、ただその一心で。
英介にお願いをして少しリサーチしてもらったところ、お母さんの法事は土曜日に行われ日曜日には1人で撮影に向かうとのことだった。
私は日曜、朝早くから出発の準備をしていた。
準備といっても、私は日帰りですぐに帰って来るのだから雪の積もる森の中で源を待つ、暖かくする準備だけ整えた。
ママには真子たちと出かけると話しているが、きっと何か違うと気づいているだろう。
帰って来たら、ちゃんと報告するつもりだ。
思っていたより、落ち着いている自分がいる。
1人の遠出は不安だけれど、行く先には源がいると思うとワクワクすら感じる。
「行ってきます」
「うん、気をつけて」
ママには、少し申し訳ないと思うけど。
お気に入りのライトブルーのマフラーを巻き、深呼吸をしてドアを開ける。
あの場所で源と会いたい、ただその一心で。