柴犬~相澤くんの物語り
「あ、あの相澤君。私と友達に……あっ、このおやつは決してそんなつもりじゃなくて……」
相澤君?
あっ、おれのことか。
そいつはシドロモドロになりながら、このおやつは、おれと仲良くなるための手段とか変な下心があるわけじゃないからと一生懸命訴えている。
「おれと友達になりたいのか? 別にいいぜ、友達くらい」
「ほ、本当? じゃっ、じゃあ毎日会いに来ていいですか? 君を見かけたら近付いていいですか? 隣に座ってもいいですか? もう、なれなれしいとか意地悪言わない?」
すごい勢いで尋ねてくるそいつに呆気にとられながら
「へ? うん。毎日会いに来てもいいし、見かけたら近付いてもいいし、隣に座ってもいいし、なれなれしいとか意地悪も言わないよ」
と、答えた。
「じゃあ、じゃあ、私の事、嫌いにならないでくれますか?」
「うん、変なヤツだと思うけど嫌いじゃないぞ」
おれ、おやつにつられたわけじゃないよな……たぶん……。
「あ、ありがとうございます。嬉しいです。ああ、なんか今日は胸一杯で……帰ります」
見るからにウキウキした状態でそいつは走り去っていった。
友達になるの早まったかもしんねえ……。
相澤君?
あっ、おれのことか。
そいつはシドロモドロになりながら、このおやつは、おれと仲良くなるための手段とか変な下心があるわけじゃないからと一生懸命訴えている。
「おれと友達になりたいのか? 別にいいぜ、友達くらい」
「ほ、本当? じゃっ、じゃあ毎日会いに来ていいですか? 君を見かけたら近付いていいですか? 隣に座ってもいいですか? もう、なれなれしいとか意地悪言わない?」
すごい勢いで尋ねてくるそいつに呆気にとられながら
「へ? うん。毎日会いに来てもいいし、見かけたら近付いてもいいし、隣に座ってもいいし、なれなれしいとか意地悪も言わないよ」
と、答えた。
「じゃあ、じゃあ、私の事、嫌いにならないでくれますか?」
「うん、変なヤツだと思うけど嫌いじゃないぞ」
おれ、おやつにつられたわけじゃないよな……たぶん……。
「あ、ありがとうございます。嬉しいです。ああ、なんか今日は胸一杯で……帰ります」
見るからにウキウキした状態でそいつは走り去っていった。
友達になるの早まったかもしんねえ……。