柴犬~相澤くんの物語り
それからも毎日のようにそいつはやってきた。
その日は、庭のどこかに落ちていたサトシのボールを咥えてやってきて、これで遊ぼうと言う。
おれはリードにつながれているから無理だと足でポンと蹴ったら、やつは喜び勇んでボールに突進し咥えておれのところに持ってきた。
もう一度蹴ったら、やっぱり走っていって咥えてもどってきた。
すごく嬉しそうにハアハア言ってるぞ。
「楽しいか?」
「ハイッ!」
「ふ~ん」
おれは、ボールを前足で蹴ったり後ろ足で蹴ったり口にくわえて放り投げたり、いろんなことを試みながら出来るだけ遠くに飛ばそうとムキになっていた。
あいつは、本当に楽しそうにボールに飛びつくとニコニコしながらおれのところに駈け戻ってくる。
やっているうちにだんだん面白くなってきて、いつの間にかおれも夢中になっていた。
両足をそろえてダイナミックに走るあいつの姿もなかなかかっこいい。
本来、狩猟犬の血筋らしくてアフガンハウンドは走るのが得意なのだという。
「ハァハァ……相澤君は楽しいですか?」
口にボールを咥え息を弾ませながらあいつが尋ねてくる。
「楽しい!」
時々サトシが公園に連れていってくれた時、おれを放して同じようなことして遊んでくれるけど、いつもはおれが走っていって取ってくる役だから反対も楽しい。
なんだか偉くなったみたいだ。
「良かった。じゃあ、続けましょう」
そう言うとあいつはボールをおれの元に転がした。
おれたちは、とてもこの遊びが好きになって、その日以来このボール遊びはお気に入りのひとつになった。
その日は、庭のどこかに落ちていたサトシのボールを咥えてやってきて、これで遊ぼうと言う。
おれはリードにつながれているから無理だと足でポンと蹴ったら、やつは喜び勇んでボールに突進し咥えておれのところに持ってきた。
もう一度蹴ったら、やっぱり走っていって咥えてもどってきた。
すごく嬉しそうにハアハア言ってるぞ。
「楽しいか?」
「ハイッ!」
「ふ~ん」
おれは、ボールを前足で蹴ったり後ろ足で蹴ったり口にくわえて放り投げたり、いろんなことを試みながら出来るだけ遠くに飛ばそうとムキになっていた。
あいつは、本当に楽しそうにボールに飛びつくとニコニコしながらおれのところに駈け戻ってくる。
やっているうちにだんだん面白くなってきて、いつの間にかおれも夢中になっていた。
両足をそろえてダイナミックに走るあいつの姿もなかなかかっこいい。
本来、狩猟犬の血筋らしくてアフガンハウンドは走るのが得意なのだという。
「ハァハァ……相澤君は楽しいですか?」
口にボールを咥え息を弾ませながらあいつが尋ねてくる。
「楽しい!」
時々サトシが公園に連れていってくれた時、おれを放して同じようなことして遊んでくれるけど、いつもはおれが走っていって取ってくる役だから反対も楽しい。
なんだか偉くなったみたいだ。
「良かった。じゃあ、続けましょう」
そう言うとあいつはボールをおれの元に転がした。
おれたちは、とてもこの遊びが好きになって、その日以来このボール遊びはお気に入りのひとつになった。