柴犬~相澤くんの物語り
食料を平らげたあと帰路につく。
途中、道端に小さな犬のぬいぐるみが落ちているのを見つけた。
繁華街の中にあるゲームセンターの景品かな?
ピンと立った耳、くるっと巻いたシッポ。
口を一文字に結び、ちょっとしかめっつらしてて、なんとなくおれに似てる……
親近感がわいて耳をくわえると、ぷらぷらさせながら歩いた。
「相澤くん、何咥えてるんですかぁ?」
おれの口元を見て彼が息を飲む。
「あ、相澤くん、それどうしたの? 君にソックリじゃないですか」
うんと黙って頷き、住み家まで持って帰る。
しばらくその人形をつついたり転がしたりして遊んでいるうちに、ふとあることを思いついた。
「なあ、高宮さん、おれたちいつも中華料理店のおばさんに世話になってんのに何も礼ができないだろ? このぬいぐるみ、おばさんにプレゼントするってのはどうかな?」
「いいですねぇ。その人形、君にソックリでカワイイからきっと喜んで受け取って頂けますよ」
途中、道端に小さな犬のぬいぐるみが落ちているのを見つけた。
繁華街の中にあるゲームセンターの景品かな?
ピンと立った耳、くるっと巻いたシッポ。
口を一文字に結び、ちょっとしかめっつらしてて、なんとなくおれに似てる……
親近感がわいて耳をくわえると、ぷらぷらさせながら歩いた。
「相澤くん、何咥えてるんですかぁ?」
おれの口元を見て彼が息を飲む。
「あ、相澤くん、それどうしたの? 君にソックリじゃないですか」
うんと黙って頷き、住み家まで持って帰る。
しばらくその人形をつついたり転がしたりして遊んでいるうちに、ふとあることを思いついた。
「なあ、高宮さん、おれたちいつも中華料理店のおばさんに世話になってんのに何も礼ができないだろ? このぬいぐるみ、おばさんにプレゼントするってのはどうかな?」
「いいですねぇ。その人形、君にソックリでカワイイからきっと喜んで受け取って頂けますよ」