私の住む世界
そこにはコーヴィンさん以外にあの時の召喚師の女性もいた。
「こんにちは!あなたがリーゼさんね?コーヴィンから話は聞いてるわ!」
相手も私に気が付いたのか、笑顔で話しかけてくれた。
「私はアンネ。召喚師よ。リーゼさんも大変だったわね。こっちの世界に入ってきてしまうなんて…。でも、絶対にここから脱出してみせましょう!」
私が喋る間もなく、アンネさんは続ける。
「アンネさん、よろしくお願いします!私、ギルドって初めてだけど、頑張ります。」
アンネさんも私と同じ境遇の仲間。
仲良くなれるといいな。
「じゃあリーゼちゃん。私が部屋を案内するわ。」
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