笑顔のチカラ~笑う門には福来る~


P.M.3:00


「・・・・・・ん・・・わぁ!?」


お~予想以上の反応。

そりゃそうだよね・・・


「「勇生!」」


「「春野くん!」」


私ができる、お兄ちゃんへの恩返し。

それがこれ!


先生とるなさん、大樹くんに協力してもらって、お兄ちゃんのクラスメイトに集まってもらったんだ。


「何で・・・」


「あんたが元気ないって聞いたから、今度はみんなで来たの」


「なにしてんだ勇生。
早くサッカーしようって言ったじゃん・・・」


早くも大樹くんが泣きそうになってる。


お兄ちゃんは驚きながらも微笑んで、酸素マスクを取った。

そして、みんなの顔をしっかり見た。


「みんな、ありがとう。楽しかったなぁ・・・
先生がサボって変な話をしだしたり、サッカーして盛り上がったり・・・」


お兄ちゃん、ちょっと苦しくなったかな?


「マスク当てるね」

「ありがと……」


酸素マスクを当てて、再び話しだした。


「オレ、本当に幸せだった。
これからも、みんなと一緒に学校・・・行きたいな」


少し聞き取りずらい声を、みんな真剣に聞いてくれている。


「当たり前じゃん!
だから、早く元気になれよ」


「サンキュ」

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