サリフウリ魔法学園と神の子
少しは赤くなっているだろう、顔にパタパタと風を送る。


ビリっと体に刺激が走った。



「…紗奈、今の感じたか?」



「え?何が?」



「……行くよ、警戒して」



今、感じたのは魔獣の遠吠えによる、霊気だ。


霊気がまあまあ、大きかった。つまり、それだけの強さを誇る。


警戒していないと、霊気のみで気絶する。



「紗奈、後ろについて」



「はい」



素早く動き、相当な警戒をしく。


フワッと近くで、霊気が漂う。


素早く手を上げ、全体を止まらせる。



【グルルルルグルゥ!】



この、遠吠えは…スピードとパワーに特化した大型犬ぐらいの、大きさのものだ。


数は300ほど。


MTKの隊員とMTKですら、ない状態で上手く行くのか?


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