彼はミルクティー依存症
「零がそんな人だとは思わなかった。
じゃ、あたし1人で面接の練習するから。
一冊本貸して。」


なるべく目を合わせないようにして手だけを伸ばす。


「怒ったの?」



手を伸ばせば十分に本を渡すことは可能なはずの距離間なのに、


スッとたった一歩であたしの三歩分の距離を詰めてしまう。


「怒ってない。引いただけ。


じゃ、帰るね。」




ま、そんなに面接なんて練習しなくてもどうにかなるだろうし。


本もなくたって今はネットでもなんでも使えば対策は十分にできるはず。


まわりの男子とはちょっと違うって思ってたから、


零にはなんか少しガッカリしてしまった。



素早くカバンを取りに行き、教室をでようと扉まで急ぐ



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