世界は案外、君を笑顔にするために必死だったりする。-deadly dull-
「...何その質問」


青柳颯太は興味がなさそうな表情で返してきた。


「いや、ちょっと思っただけ」

「そっか。俺はてっきり、昨日お前が見てたのかと思った」


彼の言葉に、私は驚いて絶句してしまう。
そして、数秒経った後、ようやく声が出た。


「私がいるって知ってたの?」

「いや、知らなかったよ。でもそんなこと聞いてくるし、朝から俺と天馬を交互に何度も見てた。いやでも気づくだろ」


そんなに気付かれるほど見てただろうか。
でも、彼が分かっているなら話はスムーズに進みそうだ。


「どういう関係?ただの友達には見えなかった」

「お前がそう思うならそうなんじゃねぇの」

「ちゃんと答えてよ」

「はぁ...何、遊佐は天馬が好きなのか」


青柳颯太からの問いに、私は口を噤む。


「別に、そういうのじゃないけど」

「じゃあなんでそんなに聞いてくるわけ。遊佐には関係ないことなのに」


彼の突き放すような言い方に、少し苛立つ。

そんな時、一人の声が割って入ってきた。


「何の話してんの?」
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