イレカワリ
「本当に綺麗好きだなぁ」


あたしは歩の引き出しを確認してそう呟いた。


提出して戻ってきたプリントなどはすべてファイルされているし、テスト用紙もしっかりと保管されている。


そこに書かれている点数はどれも高得点で、あたしは思わずため息を吐き出していた。


歩って頭がよかったんだ。


あたしの倍ほどの点数を取っている歩に、一瞬あたしは自分の事が恥ずかしくなってしまった。


綺麗好きで頭がよくて、おまけにイケメン。


そんな歩とあたしでは不釣り合いだ。


リナが攻撃的な目であたしを見ているのも、納得できてしまった。


「海って人の事を調べるんでしょ」


あたしは自分にそう言い聞かせて、落ち込んだ気持ちを奮い立たせたのだった。
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