片恋シンデレラ~愛のない結婚は蜜の味~
「拓真さん、どうぞ」

「サンキュー」

私の目の前で繰り広げられる夫婦の朝の日常風景。


私と冬也も結婚すれば土曜日の朝はこんな風に過ごすのかな?


「久保川さん、ボーッとしていますけど、私の朝食お口に合いませんか?」

「いえ、とってもおいしゅうございます」

「久保川さん、その言葉遣い、超ウケるぞ」

副社長は新聞を畳みながら大笑いした。


「久保川さんって面白い方ですね」
小陽さんまで笑う。


「久保川さん、今日の予定は?」

「予定??午後から冬也とデートです」

「緑川とデートか・・・そうかじゃ小陽ウチもデートしようか?Wデート??どうだ?久保川さん」


「えっ!?」
私はいいけど、冬也がどう言うか・・・


「1ヵ月放置した罪滅ぼしだ。小陽」


「でも・・・久保川さん達のお邪魔になりません?」

「とりあえず、私が冬也に訊いてみます」

私はスマホを撫で、冬也にメールを送った。

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