片恋シンデレラ~愛のない結婚は蜜の味~
「やっぱり昨日の着てたパンツスーツの方が・・・」
「久保川さんのスーツはクリーニングサービスに出しました。今日の夕方仕上がると思いますよ」
いつの間に!?
小陽さんは楽しそうに私の髪の毛をへアイロンで巻いていく。
ドレッサーの鏡に映りこみ私はまるで別人。
冬也は私の恰好を見てどう思うだろう。笑われるのがオチだと思う。
「小陽さんは何を着るんですか?」
「私の服は拓真さんが選んだ服を着ます」
「自分では選ばないんですか?」
「拓真さんと外出する時は自分で服は選びません。服だけではなく、靴もバックもアクセサリー全部彼が選んだ物を身に着けます」
副社長の色にトータルで染まるんだ。
小陽さんは、それを当たり前のように言うとヘアメイクさんが仕事用に使用してそうな大きなメイクボックスを持って来た。
「メイクも服に合わせますね」
「え、あ…メイクは自分でします」
「そうですか?」
「小陽、久保川さんの支度は出来たか?」
「はい、私のコーディですけど、どうですか?」
服を選ぶ余地は全くなく、小陽さんの人形になり、危うくメイクまでされそうになった。
「昨日の久保川さんとは別人だな。どこかのお嬢様だ。緑川のヤツびっくりするぞ」
「久保川さんのスーツはクリーニングサービスに出しました。今日の夕方仕上がると思いますよ」
いつの間に!?
小陽さんは楽しそうに私の髪の毛をへアイロンで巻いていく。
ドレッサーの鏡に映りこみ私はまるで別人。
冬也は私の恰好を見てどう思うだろう。笑われるのがオチだと思う。
「小陽さんは何を着るんですか?」
「私の服は拓真さんが選んだ服を着ます」
「自分では選ばないんですか?」
「拓真さんと外出する時は自分で服は選びません。服だけではなく、靴もバックもアクセサリー全部彼が選んだ物を身に着けます」
副社長の色にトータルで染まるんだ。
小陽さんは、それを当たり前のように言うとヘアメイクさんが仕事用に使用してそうな大きなメイクボックスを持って来た。
「メイクも服に合わせますね」
「え、あ…メイクは自分でします」
「そうですか?」
「小陽、久保川さんの支度は出来たか?」
「はい、私のコーディですけど、どうですか?」
服を選ぶ余地は全くなく、小陽さんの人形になり、危うくメイクまでされそうになった。
「昨日の久保川さんとは別人だな。どこかのお嬢様だ。緑川のヤツびっくりするぞ」