narcotic
手首を捕まれベッドに押し倒される。

「嫌!離して!」
「千秋…愛してるよ。千秋のために言ってるんだよ?だから言うこと聞いて?」
「ぃ…?!」

嫌!と叫ぼうとしたが、それは晴輝くんの唇で塞がれてしまう。
晴輝くんが離れた頃には私に新しい拘束具がつけられてしまった。

ほんとは逃げる隙なんてたくさんあった。
手首だってそんなに強い力で掴まれなかった。
でも、逃げなかったんだ。
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