narcotic
お弁当を持ったままお手洗いの個室へ。

バタン

扉をしめた瞬間、涙が一気に溢れ出した。
わかってたはず…わかってたはずなのに…。
彼は私をからかうために近づいた。
幸せにひたり過ぎて忘れていたんだ…。
これじゃあみんなの思うつぼじゃない。
今頃教室でみんなあざ笑ってるんだろうな。
王子くんも一緒に…。
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