narcotic
次の日の朝。

「おはよう、赤羽さん」

玄関の前に王子くんがいた。

「おはよう王子くん」

ギュッて手を握られた。

「手繋いで行こ?」

突然のことでアタフタ。

「う、うん…」
「あはは…嫌だったら言ってね」
「いえ、滅相もない!」
「あと、呼び方変えない?」
「さ、流石にまだ恥ずかしい…です」
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