narcotic
王子くんと教室に入るなり、視線は一気に私たちの方へ。

「あの2人…マジで?」
「私、王子くん好きだったのに〜」

たくさんの誹謗中傷。

「大丈夫、俺がついてる」

耳元でそう囁いてくれた。
席に座ってもみんなからじーっと見られる。
ヒソヒソ声が聞こえてくる。

「あれゲームじゃなかったの…?」
「ガチで付き合ってるのかね」
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