万華鏡
「もー、総長さん。なんだよー、」
体制を変えずにそのまま、話す。
「杏ちゃーん、うちの王様は一回言うと聞いてくれないんだよー」
側近くんは、口元に緩やかな孤をかいて笑みを浮かべる。
目の奥は笑ってないのに。
「はぁ、しょーがないなぁ」
ノンに先に帰るようにいい総長さんの後を追いかける。
屋上につくと、『阿修羅』のみなさまとお姫様が。
「杏珠ちゃぁぁぁぁぁん!」
ああ、五月蝿い。
とても、耳障りな声だ。
顔を思わず歪めてしまった。
「んでぇ、なんのお話かな~?」
目の前に座る総長さんを見る。