私達のヘンテコな関係




***




次の日の学校。


お弁当をいつものように4人で食べている時だった。




「俺、柚と付き合ってる」





葵も花も、颯太の唐突のカミングアウトに驚愕を隠せない様子で、お弁当を食べる手を止めた。



けど、それは私も一緒。



今日言うなんて聞いてないし。





「おめでとう!!嘘やだ!!いつの間に?!」




「あぁ〜、なんか、ねぇ、あははは」




顔を真っ赤にさせて興奮する花に私は笑うしかない。



と、




「柚、颯太の事好きなの?」



さっきまで吃驚した顔をしていたはずの葵。


その表情はいつになく真剣になっていた。






「そんなの、好きじゃ…(むぐ

「柚、言わなくていいよ。俺、2人きりの時に聞きたい」




”好きじゃないに決まってるでしょ”と、言おうとした私の口を颯太が手で押さえつけた。


気持ち悪い甘い言葉付きで。






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