私達のヘンテコな関係



「……わかった。せめてここはやめて。部屋行かせて」





2階の1番奥、颯太の部屋に入ってベッドに座る。



後から入ってきた颯太はチラッと私を見ると、床に座った。




あれ?




「しないの?」


「…お前俺のこと好きじゃねーだろ」


「うん」


「うざ。即答すんなボケ」


「ごめん…」





でも、花のこと好きな颯太なんて、好きじゃないに決まってるじゃないか。





「お前は好きじゃない男とやれるかもしんねーけど、俺は、好きな女としかやらねーから」


「へー」




花のこと好きなくせに私を抱いた本人に言われても説得力はゼロなんですけど。




「待って、お前意味わかってる?」


「うん、わかってる」




「俺、お前が、柚が好きだって言ってんだよ?」






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