いつも隣に君がいた








一通り説明し終えると、修司は「ありがとう」って少し笑った。









......久しぶりに見た、この笑顔









それだけで、鉛のように重かった私の身体は少しだけ軽くなった気がした。










修司の笑顔1つで私は変わる。










笑ってくれたら、嬉しいんだよ










私は目の前で真剣に問題を解いている修司に心の中で話しかける。









修司は問題を解くことに集中しているみたい。









ここ数日、振り返ることもなかった修司が、今は机1つを挟んで私と向かい合って勉強している。










『うそみたい』な現実.......











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