いつも隣に君がいた
朝、目を覚ますと、いつもより1時間も早く目覚めていた。
もう一度寝ようかとも思ったけれど、なぜだか今日は眠れない。
早起きしたからといってランニングをする気にも、勉強をする気にもなれず、私はベッドの中でスマホを手に取る。
「メッセージが1件?」
なんだろう?
その表示をスライドさせ、アプリを開く。
【よかったら話しませんか?】
昨日入れて、消し忘れたアプリだった。
この人も出会い系?
そう疑ってしまったけれど、1時間も暇だったから暇つぶしに、アプリを消す前にちょっとだけ返信をしてみることにした。