可愛い弟の為に
「あの…一つ質問しても宜しいでしょうか?」

桃子さんは上目使いでこちらを見る。

「どうぞ」

「こんな馬鹿げた話、どうしてお断りにならなかったのですか?」

ごもっとも。

「本当にね、僕もそう思いますけど。
でも馬鹿みたいなお話でも実際に自分のこの目で確かめないといけないと思います」

納得しているのかしていないのか。
訳のわからん顔をしてる。

「もちろん、お断りになられますよね?」

桃子さんの楽観的希望。

「…もう、僕達の意思で決める話ではないかもしれませんよ」

その瞬間、両家の両親が入ってきて、

『あら、話が弾んでいるのね』

とか、勝手な事をほざいている。





翌日、本人達の意思をそっちのけで勝手に婚約成立となっていた。
< 24 / 126 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop