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「でもさ、まだ好きなら飛び込んでみるのもいいんじゃあない?元彼に」
食事を終え、何となく時間も潰し私達はファミレスを後にした。だいぶ時間もたったのか、闇はより一層深い。
だからなのか、宝生さんが言った台詞の意味を直ぐには理解できなかった。「えっ?」なんて聞き返したぐらいだ。
「ごめんごめん、何でもない。大人のたわごと」
「………」
何事もなかったように隣を歩く宝生さんは、何となく私の知らない男の人に思えた。たぶんこれは私の知らない彼の一面なんだろうけど。
それより、私の話ばかりしてしまった事を今からながら気がついて、私は慌てて宝生さんの情報を探るべく、彼の事を聞き出す為に質問をした。
「そ、そういえば宝生さん、彼女とかどうなんですか?」
「ん?どうって??」