君が好きになるまで、好きでいていいですか?
「…………和音さんとあれからずっと付き合ってたんじゃないの?」
「…………」
メニューの注文した後、テーブルにある水を一気に飲み干した慧斗
「彼女、本当に会社辞めちゃったの?」
そう訊いた万由に、眉をピクリッと上げ、少し不機嫌になった
「ああ………正確には今、有給を消化中だけど」
有給? じゃあまだ在籍中なんた
「…………どうして別れたか、訊いていい?
慧ちゃんから別れたいっていったの?」
そう訊いたけど、慧斗は静かに首を振った
「確かに、もともと万由と付き合うつもりで別れたんだけど、今回は和音の方から関係を止めたいって言ってきたんだ」
そう言って、微妙に視線を逸らした
「好きな人が出来たって………」
少し不貞腐れたように言った
「好きな人?」
…………それはたぶん嘘だ
「慧ちゃんにとって、和音さんってセフレだったの?」
病院で和音さんが言った慧ちゃんとの関係
「万由、なんでそんなこと………?」
「私、昨日和音さんに逢ったの」
「和音に?」
「うん」
慧斗が顔を上げた
「どこで?」