【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
そしてポケットからイヤホンを取り出すと、それをスマホに取り付けて、画面をスライドさせながら何やら曲を選び始めた。
「あ、うん…!聞く!」
そういえばナツくんって、よく音楽を聴いてる気がする。
前から音楽好きなのかなぁとは思ってたんだ。
ナツくんの聴いてる音楽とかすごく興味あるなぁ…。
「…ナツくんて、音楽好きなの?」
「ん?」
「なんかよく、聴いてるの見かけるから」
何気なくたずねてみたら、彼は一瞬黙り込んで。
あれ…?
だけどすぐに私をまっすぐ見下ろすと、
「…うん。好きだよ」
すごく真剣な顔でそう言った。
…思わずドキッとする。
まるで自分が好きって言われたみたい。
そんなことあるわけないのに、全然違う意味なのに、ナツくんの視線にとてもドキドキしてしまった。