【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
「俺が、お前と二人きりになりたかっただけ」
「えっ…」
思いがけないことを言われた。
う…ウソ……。
「だからさ、二人でまわんねぇ?」
どきん…。
ナツくんは少し顔を赤らめながら私に問いかける。
なんだか信じられなくて、夢でも見てるんじゃないかと思った。
ナツくんが私と二人でまわりたいだなんて。
ウソみたい…。
だけど、めちゃくちゃ嬉しい…。
「う…うん!
まわるっ!」
照れながらうなずく。
するとナツくんは照れ臭そうに微笑んで、それから私の手をそっと握った。
「じゃあはぐれるから手、貸して」