【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
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「それじゃ、ちょっとだけ待ってて」
「うん」
「絶対動くなよ」
「うん」
「絶対だぞ。
すぐ戻るけどなんかあったら電話して」
「うん」
コンクリートの上に座ってナツくんを待つ。
しばらく草履で歩いてたら足が痛くなってしまい、それに気づいたナツくんが私を座らせて食べ物を買いに行ってくれた。
しかも目の前の屋台だからすぐ戻ってくるって言ってたのにこの念の入れ方。
なんだか心配性のうちのお父さんみたい。
だけど嬉しかった。
やっぱりナツくんは優しい。
いつだって気を使ってくれて、心配してくれて。
思わず胸がじんわり熱くなる。