【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
「あ…ありがとうっ」
やばい、嬉しい…。
ナツくんに褒めてもらえた。
それだけでこの水着を買った意味があるよ。
これにしてよかった…。
ナツくんは恥ずかしいのかすぐにフイッと顔をそらすと、私の手を取る。
そしてぎゅっと握ったかと思うと、
「あんま…他の奴に見せんなよ」
「…っ」
小さな声でボソッと呟きながら、みんなのいる方へ歩き出した。
ドキドキ…ドキドキ…。
どうしよう……。
なんか今の、すごく彼氏っぽい。
というかもう、彼氏なんだ…。
あらためてそれを実感したかのようで、私は顔がにやけそうになるのをこらえるので必死だった。