私がアイツに恋する時。


「えーっ!よかったね!じゃあその時に告白だ!」


心を弾ませた恵と早希がすごく嬉しそうに言った。



「そ……それは…。」

「どーして!?ここまできたのに……。」



友哉のことは?

私だけが幸せになっていいはずないじゃない。



「まーね。賀菜は奥手だからなー。」



付き合う気がないだけなんだけどね?



「ただ、雄介君のハートはしっかりつかんでね。」


恵……まだ言ってる。


「………うん。」



「そーいえば…。」

「ん?どうしたの?」

「今日は中林くん来ないねぇ。ほぼ毎日来るから慣れてきてたのに。」


そっか。

恵も早希も知らないんだ。

喧嘩?しちゃったこと。


< 71 / 193 >

この作品をシェア

pagetop