それでも君を愛せて良かった
*
「アベル…一体、どこへ行ったんだ……」
アベルの行方はようとして知れず、一週間経ってもみつからないことに、キースは胸に大きな不安を募らせ、がっくりと肩を落とした。
「あいつは金も持ってないし、頼る友達もいないから遠くには行ってない筈だ。
だけど、これだけ探してもみつからないってことは、このあたりにはいないってことだ。
父さん…どこか思い当たる場所はないのかよ。
あいつが好きだった場所とか、なにか思い出の……」
「残念だが、思い当たるものはない…」
「なんだよ、あんた、それでも父親か!
アベルとはずっと一緒に暮らしてたんだろ!……あ……」
「……ケイン、どうかしたのか?」
「父さん…あの人形はあのままなんだな?」
「え?あ…あぁ、あそこにはあれ以来……
で…では、まさか、アベルはあそこに…!?」
「行ってみよう!」
ケインとキースは、地下のあの小部屋に向かって駆け出した。
「アベル…いるのか?」
キースは、静かに声をかけた。
しかし、地下はしんと静まり、人がいる気配はまるでなかった。
そのことが、二人の不安を余計にかき立てる。
「アベル…」
小さな扉を開き、ランプの明かりで照らし出された光景に、二人は息を飲んだ。
「アベル…一体、どこへ行ったんだ……」
アベルの行方はようとして知れず、一週間経ってもみつからないことに、キースは胸に大きな不安を募らせ、がっくりと肩を落とした。
「あいつは金も持ってないし、頼る友達もいないから遠くには行ってない筈だ。
だけど、これだけ探してもみつからないってことは、このあたりにはいないってことだ。
父さん…どこか思い当たる場所はないのかよ。
あいつが好きだった場所とか、なにか思い出の……」
「残念だが、思い当たるものはない…」
「なんだよ、あんた、それでも父親か!
アベルとはずっと一緒に暮らしてたんだろ!……あ……」
「……ケイン、どうかしたのか?」
「父さん…あの人形はあのままなんだな?」
「え?あ…あぁ、あそこにはあれ以来……
で…では、まさか、アベルはあそこに…!?」
「行ってみよう!」
ケインとキースは、地下のあの小部屋に向かって駆け出した。
「アベル…いるのか?」
キースは、静かに声をかけた。
しかし、地下はしんと静まり、人がいる気配はまるでなかった。
そのことが、二人の不安を余計にかき立てる。
「アベル…」
小さな扉を開き、ランプの明かりで照らし出された光景に、二人は息を飲んだ。